2018/1/25

◇1/25(木) 第一回の「とんがりプロトタイプ市」を開催しました。最初にビフレステック様、ドリスタ様よりエナジーハーベストセンサー、光無線通信、モバイル超音波エコー機器をご紹介いただきました。完成度が高く、プロトタイプというよりすぐに使える製品でした。エナジーハーベストセンサーは振動、温度で発電し、振動、温度をセンシングできるもので、手ごろな価格帯であるようですので、中小の工場IoTでも利用が期待できると感じました。WDS様からは、社員証等として利用できるNFC・BLE・指紋認証機能付きタグ(顔写真付き)、腕時計型ロケーション管理タグ 、⾃転⾞⽤オートキー、離席、着席を検知できる座席センサーなど多数の小型薄型タイプのプロトタイプを紹介いただきました。このようなプロトタイプを簡単に作れる開発力について稲田先生の評価が高かったことが印象的です。東京大学の森先生からは、トリリオンノード・エンジンの研究開発成果をご披露いただきました。一円玉大の大きさのリーフと呼ばれるいろいろな種類の基板を高さ方向に重ねあわせたり、フレキシブルに横にならべるなど、省スペースやウェアブルのような環境で利用する機器のプロトタイプ開発が容易に行えることが大きな特徴です。ソフトウェアはArduinoのスケッチが使用できるということで、これまたネット上のあまたのソフトウェア資産が活用できます。すぐにでも購入してためしたいところですが、市販はまだ一年程度先のようで、早く利用したい場合にはトリリオンノード研究会(企業向け) に入会することが近道とのことでした。

今回のプロトタイプの用途開発については、当社団において検討していく予定です。また、「とんがりプロトタイプ市」については今後も継続したいと考えております。

今回は、インフルエンザが猛威を振るい、ドタキャンが相次いだ中、総勢20名もの猛者に参加いただきました。ありがとうございました。