2018/02/22

◇2/22(木) カメラ映像の解析技術についてオープン研究会を実施しました。最初に中国企業のセンスタイム社の一ノ瀬様よりプレゼンいただき、同社は、自動車の自動運転分野でも積極的に取り組んでいてカメラ解析技術はより一層進化していることがよくわかりました。ディープラーニングをベースとしており、アルゴリズム確立段階では、教師データをたくさん集め、パワーのあるマシーンで学習させる必要があるが、いったん確立すると最適化できてスマホレベルでも解析が可能とのことでした。ポイントはアルゴリズム確立段階での教師データ収集と分析で、ここでの年月をかけた蓄積が大きいとのことで、日本が乗り遅れている部分を具体的に理解できました。またフューチャースタンダード社は、ベンチャーですが手軽に使える映像解析のクラウドサービスを提供しています。同社のサービスを利用するとセンスタイム社をはじめ各社の特徴のある分析技術やいろいろなメーカのカメラの中から適材適所でユーザの利用シーンにあったカメラと分析技術を選択でき、初めて映像分析技術に挑戦であっても手ごろな価格で実験から始めることができます。将来有望なベンチャーと感じました。応用シーンについてもいくつか思い浮かびましたが、まだ内緒にしておきましょう(笑)